そのコストが利益に直結する。モノづくり全体をプロデュースする。 No.1 2013年入社 井上大輔
そのコストが利益に直結する。モノづくり全体をプロデュースする。 No.1 2013年入社 井上大輔

一つひとつの部品単価が会社の利益を大きく左右する

生産技術が構築した「作り方」をベースにモノづくりが始まる。

資材調達部は、仕入先から購入するさまざまな部品を管理する部門です。その中で調達グループは主に「コスト」に関する業務を担当しています。
一つの製品を完成させるには、通常でも100個前後、多い時には400〜500個もの部品を組み合わせて作り上げていくことになります。購入する一つひとつの部品の単価が販売する製品の価格を大きく左右することになり、調達の仕事は、会社の利益にも直結するとても重要な役割を担っていくことになります。
購入部品ごとに仕入先を選定し、仕入先との単価交渉を行い、コストダウンを目指して設計部門や生産部門と何度も打ち合わせを重ね、より安価で、さらに高品質の製品を目指していく。利益に直結する仕事のため、シビアで厳しい側面がある一方、納期的にもコスト的にも納得いくものになり、いい製品が出来上がった時は、大きな達成感と満足感が得られる仕事だと思っています。

無事に立ち上げることができた『バスの新型ガイド席』

複雑な形状を持つ『防爆フォーム』の生産工程づくりに挑む。

限られたコストの中で、いいものを作り上げていくためには、営業、設計、仕入先、生産など、それぞれの部門との密接な関わりが不可欠です。
関わった仕事の中で一番印象に残っているのは、バスに搭載される新型のガイド席の立ち上げです。ガイド席は1台のバスで一脚しか必要なく、それほど数が多く出る製品ではありません。つまり、大量に生産できる製品とは違い、コストダウンが相当に難しく、原価目標の達成が厳しい製品ということです。目標コストを決め、一つひとつの部品に対して原価が適正かどうか調査し、設計や生産工程で工夫できるところは工夫し、目標達成に向けて努力を重ねていく。量産開始までの時間がない中、ギリギリのタイミングで納得いく設計図面を仕上げ、何とか部品を揃えることもでき、無事に立ち上げることができました。
社内外のモノづくりに携わる人たちとコミュニケーションを取りながら、それぞれの意見・要望・提案を取りまとめてモノづくりをプロデュースしていく。いいモノづくりは、人と人との関わりの中から生まれてくるということ、その関わりの中心で人と人を、モノづくりとモノづくりをつないでいく調達部門の重要な役割を、あらためて実感した仕事でした。

苦労して作り上げた製品を街中で目にできる醍醐味がある

部品の形状を見ただけで工程がイメージできるプランニング力を。

大学では化学を専攻しており、モノづくりとはまったく無縁の世界のことを勉強していました。でも、就職活動の際に天龍工業のことを知り、日本のバスシートのほとんどを、さらに新幹線のシートまで手掛けている会社が地元にあることに興味を持ち、畑違いの分野だということを承知の上で、思い切って入社することに決めました。
図面の見方や加工技術の基本的なことなど、何から何まで知らないままで入社して3年が経ちます。入社当初よりは知識も随分と増えたはずですが、まだまだ足りないことが山ほどあります。上司や先輩方、仕入先の担当者の方にさまざまなことを教えていただきながら、今も勉強を続けている毎日です。
街の中でバスを見かけると、やっぱり目がいきます。実際に乗ってみてシートを見ると「このシートの部品は苦労したやつだ」とか分かるんです(笑)。自分が手掛けた仕事を目にできる喜び、そして、苦労した末に作り上げた製品が日本や世界で活躍している。天龍工業で働いているからこそ得られる醍醐味だと思います。