設計から試作・評価まで、製品の始まりから完成までを手掛ける。No.2  2011年入社 加藤 雅之
設計から試作・評価まで、製品の始まりから完成までを手掛ける。No.2  2011年入社 加藤 雅之

シンプルな形状だからこそ細部に綿密な設計が必要となる

シンプルな形状だからこそ、細部に綿密な設計が必要となる。

私が任されているのは、FWPコア・ロール製品の設計です。天龍コンポジットの独自技術で開発されたFWP(Filament Winding Plastic)製品は、軽さ、表面精度、耐久性に優れ、液晶画面、磁気テープ、写真フィルムなどの巻き取り用コア、印刷機のドラム、生産ラインの搬送ロールとして活躍しています。
これまでロールは金属製品を用いることが多かったのですが、現在では軽量で扱いも容易なFWPへの代替ニーズが増えており、今後さらにシェアを伸ばしていくことが期待されている製品です。ロールは、見た目はとてもシンプルな製品です。ただ、シンプルだからこそ細部に至るまでの綿密な設計が必要となります。顧客ごとの用途に即した強度や表面精度が保持できているか。加工条件などを検討・工夫しながら、ミクロン単位の精度にこだわり、設計図面を完成させていきます。

製品を作り上げるために自分で考え自分で答えを見つける

製品を作り上げるために、自分で考え、自分で答えを見つける。

設計図面は2Dと3DCADを使い分けながら、1〜2カ月の時間を掛けて完成させていきます。その後、生産部門に試作品の製造を依頼し、出来上がった試作品を評価試験します。設計図面と試作品を比べ、求める条件が出ていない場合は、自ら円筒研磨機を操作して製品を削り、強度、曲がり、表面加工の具合などの条件出しを行うことも少なくありません。
素材的に難しいもの、顧客が求める精度が厳しいものなどは、先輩たちの「こうしたらいいんじゃないか」というアドバイスを受けながら、研磨の方法を変えてみたり、製品を回転させる速度を変えたり、いろいろな条件の中から『どの方法が一番いいか』を見つけ出すために、何度もトライを重ねていきます。
設計から評価まで、一つの製品を作り上げるために、自分で考え、自分で答えを見つけていく。若い社員にもこうしたトライをさせてくれる天龍コンポジットの風土の中で、今は一つずつ経験を積み重ね、自分の技術と知識の引き出しを増やしていくためのチャンレジを続けています。

「自分が作ったもの」と堂々と言える製品の設計を目指して

「自分が作ったもの」と堂々と言える製品の設計を目指して。

大学時代は応用生物学を学んでいました。就職活動でいろいろな業界や企業を見て歩く中で、天龍コンポジットの存在を知ったんです。もちろん、畑違いの分野ですから不安はありましたが、航空機部品や鉄道に関する製品を製造しているということに興味を持ち、自分もモノづくりがしてみたいという思いが強くなり入社を決めました。
今、入社して5年目になります。まだ先輩方のアドバイスを受けることも多いのですが、そろそろ独り立ちをして、一から新しい製品の設計を手掛けてみたいと思っています。天龍コンポジットをはじめ、天龍グループの会社に共通しているのは、『若手を育てる風土』が根づいていることです。
誰もが親身になってアドバイスをくれますから、私もそうだったように、異なる分野の勉強をしてきた人でも大丈夫です。「これは自分が作ったものだ」。そう堂々と言えるような製品の設計を目指して、これからも新しいことにどんどん取り組んでいきたいと思っています。