効率と精度を両立させる生産工程とプログラムを作り出す。 No.3  2013年入社 明仁 輝
効率と精度を両立させる生産工程とプログラムを作り出す。 No.3  2013年入社 明仁 輝

生産技術が構築した「作り方」をベースにモノづくりが始まる

生産技術が構築した「作り方」をベースにモノづくりが始まる

東海地方は、国内における航空機産業の中心地です。その一翼を担う天龍エアロコンポーネントで、私は航空機用部品製造の生産技術を担当しています。生産技術エンジニアの主な役割は、部品製造する加工ラインの構築と、それに伴うNCマシンのプログラミング作成です。効率的に精度の高い製品をつくるには、どのような生産工程にしていけばいいか。効率的だけを追い求めて精度が出せないのはダメですし、精度が出ても非効率な生産ラインでもダメです。効率と精度を両立させる最適解を見つけ出し、生産ラインを構築していくのが生産技術エンジニアのミッションです。設計の意図と生産の要望を聞きながら、生産工程を考え、治具を考え、最適なプログラミングを考える。生産技術エンジニアが構築した「作り方」をベースに、その後のモノづくりが進んでいきます。とても責任の大きな仕事ですが、自分の考えたことが、実際に生産工程となり、製品の精度として表れる。仕事の成果をダイレクトに「手応え」として実感できる仕事です。

複雑な形状を持つ難加工製品の生産工程づくりに挑む

複雑な形状を持つ難加工製品の生産工程づくりに挑む

航空部品には、大小さまざまなパーツがあります。普段、私が担当しているのは主にアルミ部品ですが、つい先ごろ発砲ウレタンを用いた製品の生産技術を任されました。航空機の翼内に取り付けるスポンジのような製品ですが、翼内に取り付ける為、一点一様で複雑な形状をしているだけでなく、柔らかい素材を使用しているため、素材をしっかりと固定する治具の検討など、加工方法にさまざまな工夫を凝らしました。また、プログラミングにも細心の注意を払いました。一つのコードを入れ忘れるだけで、製品の仕上がりがまったく異なってしまうほか、刃物などの加工機を壊してしまう原因にもなりかねません。自分のプログラムで加工が始まり、生産現場が動き出す。だからこそ、慎重に、常に確認を怠らず、責任感を持ってプログラムを組んでいかなければならない。とても大変な仕事でしたが、今後につながる大切な経験が積めたと思っています。

部品の形状を見ただけで工程がイメージできる
プランニング力を

部品の形状を見ただけで工程がイメージできるプランニング力を

私は、航空専門学校の整備士学科を卒業しています。学生時代には、セスナ機のエンジンを取り外してみたり、動かしたり、2年間じっくり実地を学んできました。もともと航空産業への就職を希望していましたから、天龍エアロコンポーネントへの入社に迷いはありませんでした。ただ、プログラミングなどの知識はまったくなく、最初は「ここからここにドラッグして」と言われても、「ドラッグする」という意味がわからないレベルでした(笑)。でも、入社して3年が過ぎた今では、3次元CADのCATIA(キャティア)を使って仕事をするようになり、少しずつ成長できているのではないかと思っています。今後の目標は、よりプランニング能力を身に付けることです。部品の形状を見ただけで、最適な加工方法とプログラミングがすぐにイメージでき、もっと的確に生産工程のプランニングができるようになりたいと思っています。